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家族写真物語18 〜家族写真は日々に暖かさをもたらしてくれました〜


幼い頃から身近だった写真

 

私の家庭では、写真は身近な存在です。それというのも、父親がプロの写真家だったので、家族旅行やイベントのたびによく写真を撮っていたことが理由です。

父は口数が少ない人でしたが、写真を撮るときは生き生きとした表情をしていました。普段は静かな父が、旅行やイベントのときにカメラを持って目立つところに立っている場面が、幼い頃の私の記憶では印象的です。

いつしか父の影響で私も写真を撮るのが趣味になりました。しかし、私が大人になってからは父も歳をとって体がつらくなり、写真を撮るのをやめてしまい、教わることはありませんでした。

それでも、家の中には父が家に撮りためてきたたくさんのアルバムがあり、家族の思い出の積み重ねとして大事にしています。


思い出の写真の中に父親がいない

 

大人になり、家族で家の整理をすることになったある日、アルバムの整理をするために昔の写真を見る機会がありました。そこには私が生まれる前の母の写真や、私の幼い頃の写真、イベントなど懐かしい写真があり、家族で昔話に花を咲かせました。

しかし、私はあることに気がついたのです。

私や母の写真はたくさんあるにもかかわらず、父が写った写真はとても少ないです。思い返すと、父は写真を撮ることに夢中になってばかりで、自分が写った写真を撮ってもらうことがほとんどありませんでした。

母に聞いてみると、父は写真へのこだわりが強く、誰かに撮ってもらうことを嫌がることが多かったそうです。

しかし、私も大人になり、父も母も歳をとりました。このままでは、父との思い出だけが欠けたアルバムになってしまいます。

初めは私自身が写真を撮ることも考えましたが、そうすると私が写ることができないですし、プロのように上手くはありません。せっかく長く残る写真を撮影してもらうのなら、素敵な写真にしたい。そう考えた私は、写真館で家族写真を撮影してもらうことに決めました。

父にそのことを提案すると、初めは「そんなもの必要ない」と断られてしまいました。しかし私は、父の写真が少ないことを挙げ、いままで家族の記録を残してくれた父の今の姿も一緒に残していたい、と説得すると、折れてくれました。

大人になってからは家族旅行の回数も減り、家族全員でなにかをすることが少なくなっていたため、写真館での家族写真撮影はとても楽しみなものになりました。

父への感謝として家族写真を残したい

 

家族写真を残すことは、父への感謝の気持ちを形にすることにも繋がりました。

写真館へ行き、実際に撮影してもらう時は父も恥ずかしそうでしたが、家族全員での写真撮影は嬉しそうでした。その後も、家族で写真フレームを選んだりして楽しい一時を過ごすことができました。

あとで母に教えてもらったのですが、父は写真館に着ていくものや身なりを気にしたりして、とても楽しみにしていたそうです。口数が少ない父は、素直に私に楽しみだと伝えるのが恥ずかしかったようです。

撮影した家族写真に父が満足してくれるか心配でしたが、届いた写真のできあがりにはとても満足したようで「たまには撮ってもらうのも良いな」と、言っていました。写っている父は、昔よりもずっと歳をとってはいましたが、暖かい表情をしていて、カメラ越しに私を見ていた父の表情と重なりました。

家族写真をアルバムにしまうことも考えましたが、せっかく記念に撮影したものだから、どこか見えるところに飾ろう、ということになり、家族が日常的に出入りする場所として玄関が選ばれました。


家族写真は日々に暖かさをもたらしてくれました

 

写真は、家族で選んだフレームの中に入れ、少しの小物と一緒に玄関のインテリアになりました。

初めのうちは少し照れ臭かったですが時間が経つにつれて、飾ってよかったと思うようになりました。

両親と私は働く時間がずれる日もあり、お互いに顔を合わせない日もあります。そんなときに玄関の家族写真に「いってきます」や「ただいま」を言うと、顔を合わせたような気持ちになれます。他にも仕事で遅くなり、疲れて帰ってきた日に、家族の暖かい写真を見ると、ほっと一息つくことができます。

家にお客さんが来たときも、玄関に飾っている家族写真は好評で、話題作りにも役立ってくれました。

今までは撮影した写真はアルバムに入れることが多かったのですが、家族写真をきっかけとして、家に写真が飾られることも増えました。今はデジタルデータで写真が保存できますが、写真を手元に置いて飾るメリットとして、ふとした時に目に入って心を癒してくれることが良いところだと実感しました。


父が再び家族の写真を撮るように

 

さらに嬉しい変化だったのが、父がまた写真を撮りはじめたことです。家族の写真を見て昔を思い出したのか、古いカメラを持ち出してきて、以前のように家族の写真を撮るようになりました。人の他にも、動物や景色など様々なものを撮影するようになり、展示など発表する機会も得ることができました。

父への感謝を形として残したい、そう思って撮影してもらった家族写真が、父の趣味を再開させるきっかけになったのはとても嬉しいことです。

趣味を再開したことをきっかけに、父に写真の撮り方を教えてもらうこともあります。そうした会話を通して、父が今までどんな気持ちで家族と向き合うことができました。父はどういう風に撮影すれば、家族の大事な瞬間を残していけるか、いつも考えながらカメラを向けてくれていたのです。

言葉が足りないところがある父の家族への思いに触れ、もっと写真が好きになることができました。何枚か父の写真も撮影してみましたが、プロのように撮ることはできなかったので、いつか腕を上げて再チャレンジをしてみようと考えています。


遠く離れても家族の写真が支えてくれる

 

その後私は結婚することになり、両親と離れることになります。転居先は実家とは遠い場所で、気軽に会いに行くのは難しい場所です。

とても寂しく、新しい場所ということもあり不安があったのですが、そんな私に両親が持たせてくれたのがあの家族写真でした。写真館に頼んで焼き増ししてくれていたのです。

家族全員が笑顔で写っているこの写真は、遠い地での生活でも私を支えてくれました。

飾る場所は玄関ではなく、洗面所にあるちょっとしたスペースを選びました。朝、仕事や家事をするために立ち寄るこの洗面所で、笑顔の私たち家族を見ると「今日も1日頑張ろう!」という気持ちをもらうことができるからです。

そして、新しい家庭でもこんな風に笑顔の家族写真をまた撮りたい、と思わせてくれるのです。

両親も家族写真を見て、私のことを考えたり心配してくれています。今でも、でかけるときは玄関の家族写真に声をかけてでかけるそうです。

離れてからも両親とはこまめに連絡をとり、仲の良さは続いています。時折父がメールで送ってくれる母や、家の周りの風景の写真が私の楽しみになりました。相変わらず父は言葉は少ないですが、教えてもらったことを思い返しながら写真を見ると、父の気持ちが伝わってくるような気がします。


これからも新しい思い出を家族写真で作っていきたい

 

写真館で撮影した家族写真をきっかけに、家族の思いを知ることができ、良い思い出の一つになりました。家族の納得がいく写真をこれからも受け継いでいくことができます。

今度は、両親に加えて新しい家族と一緒に写真館へ行き、また新たな思い出を家族写真で作っていきたいと思います。

 

家族写真・ペットと家族写真撮影は福岡市フォトスタジオ原田写真館Since1969 (香椎参道通り)

原田写真館 福岡市東区香椎1-12-6
家族写真HP http://family-haradaphoto.com

(ペットと)家族写真 フォトギャラリー
http://family-haradaphoto.com/gallery/

 

原田写真館 オフィシャルサイト
http://www.harada1969.com