誕生日、結婚記念日、受験合格の記念など、家族の誰かに節目となるイベントがある時に、写真館で家族写真を撮影するのが我が家のちょっとしたルールでした。そのため私にとっては、写真館は成人式や七五三などの大きなお祝い事がある時だけではなく、もっと小さなお祝い事でも利用する場所という認識です。比較的身近な場所だったと感じます。なので写真館は、おめかしをして一張羅を着てカメラの前に立ったり、

両親にとっての写真館私の両親は同い年なので、同時に還暦を迎えました。これは母が亡くなる前の話ですが、私が遠くへ嫁ぎ、両親も共に年を取り、そろそろ還暦を迎える頃でした。せっかくなので、お祝いをしようということになり、皆で集まり食事をして、集合写真も撮ろうという話になりました。両親は特に写真を撮りたいというわけではありませんでしたが、せっかくなので、と私がお願いしました。「そ

私達家族は、両親と三姉妹の5人家族で男性は父ひとり。どれ程、私が男である様にと願っていたのだろうと思います。父は旅行へ行くのもひとりでふらっと出かけお土産を手に帰って来て嬉しそうに頬張り、父は作ることも好きなのでよく色んな料理を作ってくれます。サンドウィッチにホットケーキ、汁物に酒の肴。姉たちには不味かったらしいけれど、私は意外とおいしくないのが好きでした。

長寿祝いの各名称、ご存知ですか?60歳が還暦というのは名高いなので知らない方はおおかたいないと考えますが、70歳「古稀」、77歳「喜寿」、80歳「傘寿」、88歳「米寿」、90歳「卒寿」、99歳「白寿」…と続き、各々の名称には由来があります。老年期社会になり、長生きがもちろんのようなご時世。年寄り扱いしてくれるなと、お祝いされる事を嫌がるお年寄りもいらっしゃるかも知れませんが、おめ

節目ごとに家族写真を撮って8年ほど前に亡くなった父の話です。うちでは、私の実家の近くにある写真館で、節目ごとに家族写真を撮ってもらっていました。覚えている限りでは、私と妹のお宮参り、七五三、小学校の入学式、成人式、大学の卒業式・・・といった時に、家族全員で写真を撮り、きれいなアルバムにしてもらっていました。家族写真を撮るのは、子供である私と妹の節目を記念するため、

「写真館」での還暦のお祝い家族写真私は父親が60歳の還暦を迎えた時、実姉と企画して「写真館」で家族写真を撮りました。「還暦祝い」というと一番に思いつくのは「赤色のちゃんちゃんこ」を着るというイメージが大きかったので、父親に聞いてみると「赤色のちゃんちゃんこは年寄りに見えからいやだ」あっさり却下されました。当時、父親はまだ現役で働いており、長寿のお祝いというよりも人生の区切りをお祝

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